神楽坂を中心に都内の各地で経験したヨガや癒しや心の健康を話題にします。一番上のブログ名をクリックすると、過去10回分の記事が見られます。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

マカオで観たショーはシルク・ド・ソレイユのような人達ばかりでした。
ともかく柔軟なのです。


Cirque-du-Soleil.jpg


ある人が小さな箱から突然出てきた瞬間です。
脳裏に走った病名がありました。

「エーラス・ダンロス症候群」!!!

体が異常に柔らかいのが特徴です。
コラーゲンの遺伝子異常です。

最近、医学の世界はこの病気が注目されています。
ナゼかというと・・・・・、
意外に頻度が多いことが判ってきたからです。

いろいろなタイプがあります。
6型であったタイプが最近では新型も報告されています。

重症は血管型です。
血管を取り囲むコラーゲンに異常が起こります。
成長と供に血管壁が破れ突然出血します。

まれなことですが・・・・・、
心臓や大血管が破れます。
妊娠のときに子宮が破裂します。


平成23年度のエーラス・ダンロス症候群の研究報告書だと、
全体の発症頻度は5000人に1人です。

その中で最も多いのが「関節可動亢進型」のエーラス・ダンロス症候群です。

「関節可動亢進型」は女性が多いのが特徴です。
しかし男性が受診や検診をしていないだけかもしれません。
男子を含めるともっと多い疾患だと言われています。

数千人に一人が「関節可動亢進型」かも知れません。


ともかく・・・・・、
「関節可動亢進型」はいろいろな関節が過伸展するのです。

誰でも生まれてからしばらくは関節はとても柔らかいです。
成長と供に直立二足歩行をします。

関節を守るように筋肉が発達します。
関節を取り囲む靱帯も締まってきます。
関節の可動域に制限が加わるのです。

筋肉にも靱帯にも軟骨にもコラーゲンが必要です。
この代謝に異常を来します。

関節の締まりが悪くなります。
だから無理なく関節が曲げられるのです。

hypermobility-thumb.jpg 
 
手首の過伸展です。
容易に親指が腕に付きます。



hypermobility-elbow.jpg

肘の過伸展です。
水平より10度以上が異常です。

ヨガをしている人は相当な鍛錬をしてこのような柔軟さを獲得している人が多いです。

ところが・・・・・、
中には、幼い頃から苦も無く関節を曲げられる人がいます。

このような方が・・・・・、
「関節可動亢進型」のエーラスダンロス症候群の可能性があります。

常染色体優性遺伝が知られています。
両親のどちらかにその遺伝子を持っているのです。

あるいは突発的にその遺伝子をもつこともあります。
原因は不明です。

この病気で問題になるのは・・・・・、
関節を痛めやすくなるのです。
脱臼や亜脱臼やヘルニアを起こしやすくなるのです。

慢性の疼痛も起こします。
性交時痛を伴いやすいことも知られています。

自律神経系の病気も起こしやすくなります。
起立性低血圧です。
俗に言う脳貧血です。

胃腸障害も多いのです。
慢性の便秘症や
機能性胃腸障害(胃部不快感や胃痛)や
過敏性腸症候群(腹痛と便秘と下痢症)も起こりやいことが知られています。

米国の研究報告だと・・・・・、
心の病気も多いです。

不安神経症、心気症、うつ病などの頻度が明らかに高くなるのです。

自律神経系が不安定になったり、
感情や心が異常に不安定になったりする理由は不明です。


長い年月でトレーニングした結果、柔軟さを獲得した人ではなく、
訓練もなく体の柔軟さを持っている方が要注意です!

過激な動きで関節の脱臼やヘルニアを繰り返すからです!

心の病いにも注意が必要です。


柔軟さを要求するシルク・ド・ソレイユのようなお仕事に、
怪我や心の病気が多いと言われる背景には・・・・・、

もしかしたら・・・・・、
「関節可動亢進型」のエーラス・ダンロス症候群の可能性があります。

まだ知られていないだけです。


「関節可動亢進型」のエーラス・ダンロス症候群の人は・・・・・、
体と心を無理しないことが、最も大切なのです。


関連記事
スポンサーサイト

FC2blog テーマ:気付き・・・そして学び - ジャンル:心と身体

【2013/03/10 23:15】 | ヨガ
トラックバック(0) |


さんが
身近にいますよ。柔らかい体で亜脱臼を見せてくれます。皮膚をつまむとすごく伸びます。彼女にこの話を参考にするようにいいます。


ルルカ
劇団○○でも、たくさんいますよ。


羨ましい
ゴチ
柔軟な身体を持つ人たちを羨ましく思う一人ですが、病気の可能性があるとは信じがたいです。鍛錬によって柔らかになった人達は素晴らしいと思います。特に足の反りが180度以上になりたいと言う希望が強いです。私の足は160度位なので水泳でバタ足をすると前に進まずバックしてしまうのが悩みです。「関節可動亢進型」のエーラス・ダンロス症候群が数千人に一人の確率なのには驚きました。

Re: タイトルなし
ヨコ
さんがさん

皮膚がびょ~んと伸びる人は別なタイプで、皮膚型かもしれません。
ときどきテレビなどでそういう人を見せることがありますね。
亜脱臼は関節には相当な負担になるので見せないようにお伝え下さい。

ヨコ


Re: タイトルなし
ヨコ
ルルカさん

劇団○○って・・・・・、
ミュージカルで有名な劇団?

あり得そうですね。

ヨコ


Re: 羨ましい
ヨコ
ゴチさん

「関節可動亢進型」のエーラス・ダンロス症候群は体の柔らかい人に意外と多いのです。
怪我で悩んだり手術したりする人たちです。
無理しないことが最も大切なのです。

ヨコ



コメントを閉じる▲
コメント
この記事へのコメント
身近にいますよ。柔らかい体で亜脱臼を見せてくれます。皮膚をつまむとすごく伸びます。彼女にこの話を参考にするようにいいます。
2013/03/11(Mon) 01:19 | URL  | さんが #-[ 編集]
劇団○○でも、たくさんいますよ。
2013/03/11(Mon) 13:44 | URL  | ルルカ #-[ 編集]
羨ましい
柔軟な身体を持つ人たちを羨ましく思う一人ですが、病気の可能性があるとは信じがたいです。鍛錬によって柔らかになった人達は素晴らしいと思います。特に足の反りが180度以上になりたいと言う希望が強いです。私の足は160度位なので水泳でバタ足をすると前に進まずバックしてしまうのが悩みです。「関節可動亢進型」のエーラス・ダンロス症候群が数千人に一人の確率なのには驚きました。
2013/03/11(Mon) 23:05 | URL  | ゴチ #2SrXe8Q6[ 編集]
Re: タイトルなし
さんがさん

皮膚がびょ~んと伸びる人は別なタイプで、皮膚型かもしれません。
ときどきテレビなどでそういう人を見せることがありますね。
亜脱臼は関節には相当な負担になるので見せないようにお伝え下さい。

ヨコ
2013/03/12(Tue) 01:14 | URL  | ヨコ #-[ 編集]
Re: タイトルなし
ルルカさん

劇団○○って・・・・・、
ミュージカルで有名な劇団?

あり得そうですね。

ヨコ
2013/03/12(Tue) 01:15 | URL  | ヨコ #-[ 編集]
Re: 羨ましい
ゴチさん

「関節可動亢進型」のエーラス・ダンロス症候群は体の柔らかい人に意外と多いのです。
怪我で悩んだり手術したりする人たちです。
無理しないことが最も大切なのです。

ヨコ

2013/03/12(Tue) 22:48 | URL  | ヨコ #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。